『再エネおあずかりプランでの実績』

　再生可能エネルギー固定価格買取制度（FIT）にもとづき、太陽光発電などで発電し
た電力は、電力会社が、再生可能エネルギー固定価格買取制度（FIT）にもとづき、
太陽光発電などで発電した電力は、電力会社が、国が定めた単価48円/kWhで、10年間
買取を行ってきました。
　2019年11月より、10年間の買取期間が順次満了を迎えることになり、東京電力が定
める単価（再エネ買取標準プラン）で引き続き買取りされます。
　一方、「再エネおあずかりプラン」は、家庭に蓄電池を設置しなくても、余剰電力
を東京電力が預かったとみなし、自宅で使用する電気に充当することで、おトクに余
剰電力を活用できるプランです。
　適用される電力量料金単価のうち、単価の高い順に充当されます。

�@「蓄電池がなくても、余った電気を自宅で活用！」

　契約しているオール電化の「電化上手」の電力量料金単価は、次の通りです。適用
される電力量料金単価のうち、単価の高い順に充当されます。

  (1) 季節区分
  ■夏季　　 … 7月1日から9月30日
  ■その他季 … 10月1日から翌年6月30日

  (2) 時間帯区分
  ■昼間時間 … 午前10時から午後5時まで
　■朝晩時間 … 午前7時から午前10時までと午後5時から午後11時まで
  ■夜間時間 … 午後11時から翌朝の午前7時まで

�A「再エネおあずかりプラン」の費用

　250kWhを超える余剰電力については、8.5円/kWh（消費税相当額10%含む）
で買取りし、余剰電力量がご使用電力量を上回る場合、上回った分について
8.5円/kWhで買取りされます。
　「おあずかりプラン」のサービス料金は、4,000円/月（消費税相当額10%含
む）です。

�B「再エネ買取標準プラン」では

　下記の表は、2019年度の東京電力との電力購入・売却の実績で、「電化上
手」の電力料金単価に基づき、東京電力から年間で7,096kWh、175,006円の電
力を購入しました。一方、余剰電力を年間で2,518kWh、22,250円の電力を売
却しました。また、250kWhの余剰電力が加わり、5,518kWhとなっており発電量
の65％です。

�C11月からの「再エネおあずかりプラン」の実績と試算

　「再エネおあずかりプラン」では、250kWhを超える余剰電力という制限があ
りますが、適用される電力量料金単価のうち、単価の高い順に充当されますの
で、預かってもらった電力が東京電力から購入する分に、充当されます。
　ただ、毎月、使用分に加えて「おあずかりプラン」のサービス料金4,000円が
掛かりますので、年間で、使用分とサービス料金の合計から、余剰買取分を差
し引いた金額が、最終的な東京電力への年間の支払いとなります。
　因みに、毎月250kWhの充当分が自家消費分に加わりますので、自家消費分は、
5,982kWhとなっており、発電量の70％になっています。

●「再エネおあずかりプラン」で、自家消費７０％●

�D「再エネおあずかりプラン」でのエコキュートの運転条件

　通常、エコキュートは、夜間の安い電力でお湯を沸かしますが、「おあずか
りプラン」においては、余剰電力を活用し、主に昼間に沸かします。そのため
に、昼間にお湯を沸かす機能を備えた下記写真のエコキュートを使用します。
その結果、蓄電池を設置した場合以上の、効率的な運転が可能になります。